![]() 参考資料 ・画面写真 表現できる漢字の例 扱える文字の内訳 添付されるソフト 補足資料
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2001年1月16日
パーソナルメディア株式会社
〒142-0051 東京都品川区平塚1-7-7 MYビル TEL.03-5702-7858 FAX.03-5702-7857 E-mail:sales@personal-media.co.jp http://www.personal-media.co.jp/ (超漢字専用ページ) http://www.chokanji.com/ 漢字研究の集大成「GT書体フォント」66,756字をBTRONの最新版に装備 総合パッケージソフトウェアメーカーのパーソナルメディア株式会社(代表取締役:泉名達也、本社:東京、電話番号03-5702-7858、資本金1,000万円)は、最新漢字研究の集大成「GT書体フォント」66,756字やiモード絵文字などの追加を行い、扱える文字数を17万字以上に強化したBTRON仕様OS(※1)の最新版「超漢字3」を、2月9日から一般発売いたします。 「超漢字3」に実装された「GT書体フォント」(※2)とは、東京大学文学部と日本学術振興会の共同研究の成果として作成された、全く新しい「文字セット」(文字字形と文字番号の集合体)です。漢字を含む文字セットの規格としては、従来よりJIS第1・第2水準、第3・第4水準、補助漢字、Unicodeなど、いくつかの規格が存在し、パソコンや携帯電話などに使用されていますが、これらの文字セットで定められた漢字の総数は、中国や韓国の漢字を合わせてもせいぜい2万字程度(Unicode 3.0の場合)、日本の漢字に限れば12,000字程度です。これに対して、康熙(こうき)字典や大漢和辞典(※3)などの漢字辞典では5万字前後の漢字を収録しており、JISやUnicodeに含まれる漢字の絶対数は決定的に不足していました。具体的には、人名・地名用の文字や戦前の文学作品などに含まれる異体字、旧字体の漢字などを中心に、JISやUnicodeに収録されていない漢字が多数存在し(表1)、結果的に、それらの漢字はパソコン上で扱えない状態が続いていました。この「文字セット」というものは、コンピュータ用の文字のインフラストラクチャとして重要な意味を持っており、人名や地名を正しく表すことが必要な公共サービスや顧客サービスはもちろん、図書館の文献データベース構築など、IT技術の今後の発展や電子政府の実用化に対して大きな影響があります。さらに、欧米では国を挙げて過去の文化コンテンツを電子化し世界に向けてインターネットで発信していますが、日本ではコンピュータで扱える漢字が足りないために、電子化が困難となっていました。 「GT書体フォント」のプロジェクトは、上記のような問題を解決し、来たるべきIT時代に必須の、漢字の分野におけるインフラ構築を目的として進められてきたものです。具体的には、現在流通している漢字として、広辞苑、NTT電話帳、新聞社、日本印刷産業連合会、各種漢和辞典で使われている外字リストなどを元に、合計19万字の漢字を収集し、それを整理する形で、最終的に66,756字の文字セットを定めました。 「超漢字3」は、ご好評いただいた超漢字シリーズの後継製品として、さらなる文字の追加と機能強化を図った製品です。文字数に関しては、上記の「GT書体フォント」66,756字をはじめ、大漢和辞典(※3)収録文字やiモード絵文字166字を追加した結果、扱える文字数は171,500字となりました(表2参照:これまで世界一だった「超漢字2」の134,567字を大幅に更新)。付属の文字検索ユーティリティもこの171,500字に対応しており、読み、異体字、関連字や、漢字の構成部品(偏や旁、その他の部分品)から、「GT書体フォント」などの漢字を容易に検索できます。 ソフトウェアの機能に関しても、ワープロソフトでのルビ機能、縦書きでの欧文混在組版、USB機器への対応など、これまでの超漢字シリーズのユーザ様からのご要望が多かった点を中心に、大幅な機能強化を行いました。さらに、「超漢字3」の新機能として、多漢字の機能を活かした郵便番号辞書ユーティリティを添付。日本全国には、JIS第1・第2水準以外の漢字を含む住所も多数存在しますが、本ユーティリティを使えば、これらの住所もラクラク入力できます。 また、「超漢字3」では、パーティション管理ソフトとして高い評価を受けている「System Selector」(※4)を製品パッケージに同梱し、Windowsパソコンへのインストール作業を大幅に簡素化しました。インストール作業や基本的な操作方法を解説するビデオも添付されており、初心者でも安心して使い始めることができます。 「超漢字3」には、PC/AT互換機(DOS/Vパソコン)で動作するBTRON3仕様OS「B-right/V R3」をベースに、インターネットブラウザやメールソフト、ワープロソフト、表計算ソフトなどの基本的なアプリケーション類と、多言語を入力するための「世界文字入力」、多漢字を使いこなすための文字検索ユーティリティなどが添付されています(表3)。ワープロなどの基本的な機能が揃っているため、これだけで統合ソフトウェアとしてご利用いただけます。また「超漢字3」に含まれているB-right/VR3はBTRON仕様のOSですので、この上で用途に応じたアプリケーションを開発することも可能であり、多漢字を活かしたシステムソリューションの構築が行えます。「超漢字3」の開発環境は、LinuxなどUNIX系OSの上で動作するクロス開発環境となっており、パーソナルメディアのホームページから無償でダウンロードできます。 「超漢字3」の価格はオープン価格(パーソナルメディア通信販売価格2万円)で、全国のパソコンソフトウェア販売店および一部有名書店などでご購入いただけます。「超漢字3」は、今後1年間で30万本の販売を予定しております。
以下の電子データをここからダウンロードできますので、どうぞご利用ください。
■お問い合わせ先:
■表1 超漢字3で表現できる漢字の例
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| JIS第1・第2水準で出る文字 | JIS第1・第2水準で出ない文字 | ||
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| 人名 | 高橋、吉田、草□ | 橋、 田、草![]() | |
| 中内功、 □小平 | 中内 、 小平 | ||
| 森鴎外、内田百間 | 森 外、内田百![]() | ||
| 言葉 | 頬、蝉、顛末、蝋燭 | 、 、 末、 燭 |
| 文字種および規格名 | 文字数 | 書体数(*1) | ||
|---|---|---|---|---|
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| JIS第1水準・第2水準(JIS X 0208) | 6,879 | 4種 | ||
| JIS第3・第4水準(JIS X 0213) | 4,344 | 1種 | ||
| JIS補助漢字(JIS X 0212) | 6,067 | 2種 | ||
| 韓国漢字・ハングル(KS X 1001) | 8,224 | 6種 | ||
| 中国簡体字(GB 2312) | 7,445 | 4種 | ||
| 中国伝統字(CNS 11643) | 13,735 | 2種 | ||
| 六点点字および八点点字 | 320 | 1種 | ||
| iモード絵文字 | 166 | 1種 | ||
| GT書体フォント | 66,756 | 1種 | ||
| 大漢和辞典収録文字 | 51,053 | 1種 | ||
| Unicode(*2) Ver.2.0の収録文字 | ||||
| ラテン文字 | 778 | 2種 | ||
| アラビア文字(*3) | 927 | 1種 | ||
| その他の各国文字(*4) | 1,837 | 1種 | ||
| IPA発音記号 | 89 | 2種 | ||
| 記号・マーク、他 | 2,880 | 2種 | ||
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| 合計 | 171,500 | |||
| *1 | すべてアウトラインフォントを搭載しています。なお、書体数が1種の場合は明朝または細明朝が、書体数が2種以上の場合は明朝とゴシックが含まれます。 |
|---|---|
| *2 | UnicodeTM Standard, Unicode Inc. |
| *3 | アラビア語やヘブライ語など、特殊な書記方向の言語には対応しておりません。文字単位でのご利用になります。 |
| *4 | ギリシャ、キリル、アルメニア、デヴァナガリ、ベンガル、グルムキー、グジャラティ、オリヤ、タミール、テルグ、カンナダ、マラヤーラム、タイ、ラオス、チベット、グルジア。ただし、一部の表示形を除きます。 |
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| *1 | 韓国語、簡体字中国語、伝統字中国語、ロシア語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語など、19言語24種の入力モジュールを標準添付。また、他の言語についても、ユーザ様ご自身でキーボードと文字との対応表を定義していただくことにより、キーボードからの直接入力が可能となります。 |
|---|---|
| *2 | フリーソフトとして添付。 |
| *3 | 基本メールには多漢字・多言語の通信機能は含まれておりません。 |
| *4 | テキスト形式TRONコードで表現された多漢字、多言語に対応。 |
| *5 | 接続可能なプロバイダに関しては、当社ホームページ等をご確認ください。 |
WindowsやMacintoshなど、超漢字シリーズ(BTRON)以外のOSでは、扱える漢字の数が多くても2万字程度(Unicode 3.0の場合)しかありません。これに、外字として使える領域を合わせても、「GT書体フォント」の66,773文字を、通常の文字として扱うことはできません。Windowsなどで「GT書体フォント」を活用するためには、裏技的な工夫が必要となります。
このためには、例えば、ワープロなどアプリケーション側の機能として実装されているフォント切替機能を活用し、同一文字コードの別フォントとして、より多くの文字を表現する方法があります。しかし、この方法では、利用可能なアプリケーションや機能が大きく制約されるという問題があります。ワープロ以外の、フォント切替機能を持たない(あるいはフォント切替方法が異なる)アプリケーション、たとえば、データベースのアプリケーションで「GT書体フォント」の文字を含むデータを扱うと、文字化けが起こってしまいます。また、ワープロ等で「GT書体フォント」の文字を検索しようと思っても、文字の検索機能は一般にフォント切替とは無関係ですから、意図しない文字が検索される結果になります。
これに対して、はじめから多漢字を利用できるようにOSやアプリケーションが設計された超漢字シリーズであれば、「GT書体フォント」の66,773文字が追加されても、JIS第1・第2水準の文字と全く同じように扱えます。また、中国、韓国、台湾などの漢字やUnicodeを含めた世界の多文字との混在も問題なく可能です。
「超漢字3」の旧バージョンにあたる「超漢字」は、1999年11月にパーソナルメディアから発売され、世界で初めて多漢字・多文字が扱えるOSとして大きな注目を集めました。超漢字シリーズは、150万字(※5)を扱える「TRONコード」を採用したBTRON仕様OSであり、ワープロ、表計算、データベースなどのアプリケーションはもちろん、実身名(ファイル名)やかな漢字変換のようにOS自身の管理する部分まで含めて、全て(※6)の場面で多漢字・多文字が使えるという世界初の画期的な機能を持っています。
また、TRONコードに未収録の文字を収集し、継続的に文字の追加とサポートを行っていくための組織として、トロンプロジェクトのホームページ http://www.tron.org/ の中に、「TRON文字収録センター」が設けられています。
BTRONの一番大きな特長は多漢字・多文字の機能ですが、それ以外にも次のような特長があります。
OSとしては Windows 98 や Windows Me と同等以上の能力を持ちながら、はるかにコンパクトで高速です。Intel 80486DX、16MBメモリ、300MBのハードディスクといったハードウェア構成で十分実用的に動作します。また、多漢字機能を使用しない場合にはより少ない容量のハードディスクでも動作し、古いパソコンも無駄にはなりません。起動時間も10〜20秒程度ですから、気軽にパソコンを動かしたり、しばらく使わない間は電源を止めたりできます。その結果、電気のムダ使いを避けることができ、環境にも優しいオペレーティングシステム(OS)となっています。
また、BTRONのコンセプトは「シンプル」。アプリケーションの肥大化、複雑化により機能を増やすのではなく、シンプルな基本機能の組み合わせによって高度な処理を行うのがBTRONの考え方です。たとえば、ワープロで作った文章の管理も、デジタルカメラで撮った写真の管理も、Webブラウザのブックマークの管理も、開発中のプログラムのバージョンの管理も、すべて同じデータベースソフトで実現できます。1つ1つのアプリケーションはシンプですから、操作を覚える手間もかからず、組み合わせと使い回しだけで数多くの高度な機能を利用できます。
インターネットのブラウザでは、興味のある箇所をクリックするとその詳しい内容が表示されます。しかし、こういったハイパーメディアの機能は、インターネットが登場する10年前、1980年代のBTRONの設計当初からOSに盛り込まれていました。その結果、BTRONでは、インターネットの面白さと便利さがすべてのアプリケーションから利用できます。たとえば、BTRONのブラウザに表示されたリンクを含む文章データを、ワープロソフトに移動すると、移動先のワープロの中からもリンク先を参照するブラウザを直接開けるようになります。表計算、データベースなどのアプリケーションも同じように連携でき、文章、図形、表、データベースなどいろいろなデータをハイパーメディアで管理できます。自分でハイパーメディアを編集するのも簡単です。
BTRONは、わが国の独自コンピュータ技術であるトロンプロジェクトから生まれました。これからの社会は、好むと好まざるとにかかわらず、多くのコンピュータに囲まれ、それらのコンピュータと付き合いながら生活していく必要があります。いちいち意識しないかもしれませんが、ビデオカメラを使う時にも、電車の切符を買う時に、銀行でお金を引き出す時にも、間接的にはコンピュータを操作しているわけです。こういった電脳社会を快適に過ごすには、コンピュータ側でも配慮しておくべき点がたくさんあります。そのような問題を研究した上で、将来広く使われるべきコンピュータの土台を設計し直そうというのがトロンプロジェクトです。
特に、トロンプロジェクトの成果の1つであるITRONは、日本国内の大手半導体メーカーが機器制御用のデファクト・スタンダードとして採用しており、昨今普及のめざましい携帯電話をはじめ、家電製品、携帯情報ツール(PDA)、デジタルカメラなどの電子機器、カーナビなどの車載機器、電話交換機などに圧倒的なシェアを誇っています。また、日本国内に限らず、海外のメーカーがITRONを開発した例もあります。一方、トロンプロジェクトのうち、パソコンや携帯情報ツールで動くオペレーティングシステム(OS)、およびその上に実現されるユーザインタフェース、データ形式の標準化などを対象としているのがBTRONサブプロジェクトです。具体的には、汎用コンピュータのためのOSの仕様設計、多漢字や多言語に対応した文字コードの割り当て、ハイパーメディアまで含めたデータ交換用フォーマットの標準化、キーボードや電子ペンなどの入力機器の仕様設計、障害者向けのコンピュータの操作仕様など、広範囲な内容を含んでいます。
詳細については、トロンプロジェクトのホームページ http://www.tron.org/ をご覧ください。パーソナルメディアのホームページからもリンクされています。
パーソナルメディアでは、1991年8月にノート型BTRONパソコン「1B/note(いちびーのーと)」を発売して以来、BTRON関連のシステム商品やソフトウェア類の販売を続けております。これまで、パソコン用のBTRONとして16ビット版の「1B」シリーズ、32ビット版の「B-right/V」、32ビット多漢字版の「超漢字」「超漢字2」などを販売しており、BTRON仕様OSおよび搭載製品の累計出荷数は30万本以上になっています。今回、搭載文字やソフトウェアの機能を強化した「超漢字3」を発売したことにより、BTRONの市場にますます弾みがつくものと考えています。
以上